余貴美子(よ きみこ)さんは、舞台でキャリアを積み、映画『ヌードの夜』『おくりびと』やNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』などで知られる俳優です。1956年5月12日生まれで、2026年10月現在70歳。若い頃の写真や出演映像には、現在につながる存在感が表れています。
私生活では2006年に美術スタッフとして活動していた山下恒彦さんと結婚。台湾にルーツを持つ家系で、従姉には俳優の范文雀(はん・ぶんじゃく)さんがいます。国籍については、本人を取材した資料で中華民国籍を保持していると説明されています。
この記事では、若い頃の画像と出演作、夫との出会い、范文雀さんとの関係、国籍・家族のルーツ、2026年の活動を、確認できる資料に沿って整理します。
この記事でわかること
- 若い頃の画像と、劇団時代・『あぶない刑事』・映画出演の歩み
- 本人のルーツ、国籍に関する取材情報、従姉・范文雀さんとの関係
- 夫・山下恒彦さんとの結婚と公表されている家族情報
- 『家政夫のミタゾノ』から2026年の出演作まで
- プロフィールと日本アカデミー賞などの受賞歴
余貴美子の若い頃を画像で振り返る|舞台時代から映画・ドラマへ
20代〜30代|自由劇場、東京壱組と『あぶない刑事』
引用元:X#美女ジャケにハズレなし#甲斐バンド 『虜 -TORIKO-』
— Deep Dragon (@DeepDragon63) October 12, 2023
モデルは自由劇場時代の
余貴美子さん!😉 pic.twitter.com/JcQEOMHucI
余貴美子さんは高校卒業後、小劇場の世界に入り、オンシアター自由劇場で演技を磨きました。高校時代には横浜の音楽文化にも親しみ、仲間から「ハマのマリア」と呼ばれたことが2026年の取材記事で紹介されています。出典:文春オンライン(2026年5月31日)
1984年に自由劇場を退団し、1986年に劇団「東京壱組」を結成。1996年の解散まで舞台を中心に活動しました。設立年は所属事務所の公式プロフィールに基づきます。出典:アルファエージェンシー
上のX投稿では、甲斐バンドのアルバム『虜-TORIKO-』のジャケットモデルとして紹介されています。投稿は2023年ですが、写っているのは若い頃の姿です。投稿時期と撮影当時を混同しないように見ておきましょう。
当時のアルバムジャケットに採用された写真は、舞台で演技を磨いていた時期の余貴美子さんを知る資料の一つです。なお、ジャケットの細かな仕様は現物資料での確認が必要なため、ここでは断定を避けます。
引用元:X、X余貴美子、若い。31歳の頃
— めがねのあぶデカロケ地bot (@eachtime1208) October 20, 2020
あぶない刑事
第18話『興奮』
1987年2月1日放送 pic.twitter.com/l61JdU5weu専業悪役って感じじゃないけど、余貴美子さんは悪役としての天性の才を感じた。薫と陽子ちゃんをダイナマイトで爆殺しようとした悪い女のシーン
— めがねのあぶデカロケ地bot (@eachtime1208) September 29, 2021
あぶない刑事
第35話『錯覚』
1987年6月7日放送 pic.twitter.com/6XjMusxRlx
1987年のドラマ『あぶない刑事』には、第18話「興奮」と第35話「錯覚」にそれぞれ出演。上のX投稿では、当時の異なる役柄の姿が紹介されています。1987年の放送時は30〜31歳で、誕生日をはさんで年齢が変わります。
まだ舞台と映像作品を行き来していた時期ですが、短い登場場面にも、表情や人物の見せ方の巧みさがうかがえます。若い頃の余貴美子さんを知るうえで貴重な出演歴です。
とくに当時の長い髪や衣装は、のちの映画で見せる雰囲気とはまた違う印象です。画像を通して、役柄に応じて変化する表現を見ることができます。


引用元:文春オンライン、Amazon、X余貴美子さんの舞台は東京壱組の頃に一番よく観てたな。『チャフラフスカの犬』とか『もう大丈夫』とか素敵だったな。だって「ハマのマリア」だよ?君の舞台があったなら、きっとバラの花を届けましょ。#WatchingGirl pic.twitter.com/yJAkVnOEIH
— lesona (@lessonno2) August 10, 2018
所属事務所によると、1988年の映画『噛む女』で本格的に映画デビューし、1992年の『うみ・そら・さんごのいいつたえ』では映画初主演を務めました。さらに1993年公開の『ヌードの夜』では竹中直人さんらと共演。舞台に加え、映画でも強い印象を残していきます。出典:所属事務所プロフィール
上の画像は『噛む女』『ヌードの夜』に関連する写真です。作品ごとの表情や衣装の違いから、舞台俳優として培った表現力が映画へ広がっていく時期を振り返れます。
あわせて、東京壱組の舞台を振り返るX投稿も掲載しています。第三者による回想であり、投稿された2018年当時の写真とは限りませんが、劇団で活動していた頃の受け止められ方を知る手がかりになります。
40代|『ちゅらさん』で幅広い視聴者に知られる存在へ
引用元:NHK、テレビ大阪
40代にはテレビドラマでの存在感がいっそう高まりました。とくに2001年のNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』では池端容子役を演じ、自由で朗らかなキャラクターを好演。これまで舞台や映画で余貴美子さんを知っていた人以外にも、その魅力が広まりました。
池端容子は主人公・古波蔵恵里と関わる人物の一人で、飾らない言動が印象に残る役柄です。掲載画像では当時の出演時の姿を確認できます。
「一見、容子はしっかり者のように見えて、よく“転ぶ”キャラクターとして描かれているのですが、実は私自身もよく転ぶんです。」
本人も役柄と自身の共通点について語っています。役の人物像を単なる脇役としてではなく、一人の生活者として自然に見せる演技が特徴でした。
その後も単発ドラマやシリーズ作品で主演を重ねました。所属事務所のプロフィールには、2001年の『人情質屋の事件台帳』で主演したことも記載されています。『ちゅらさん』だけでなく、映像作品で活動の幅を広げた時期でした。
50代|『おくりびと』『ディア・ドクター』で受賞
引用元:X、ORICON余貴美子 が出演する LION デントヘルスSP のCM「50代で3本」篇 https://t.co/0KeLj3Sin3 pic.twitter.com/hFnCxUv1r5
— 動画NOW (@douganow) October 15, 2021
50代には映画での評価がさらに高まり、『おくりびと』(2008年)と『ディア・ドクター』(2009年)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続受賞。後の『あなたへ』でも同賞を受賞しています。外見の印象だけでなく、人物に奥行きを与える演技が高く評価された時期です。
2018年からはライオン「デントヘルス」のCMにも出演しています。なお、上のX投稿は2021年のCM紹介であり、「50代」の見出しはCMのコピーを指しているため、撮影当時の本人の年齢と混同しないよう注意が必要です。
年齢を重ねるにつれて、映画、ドラマ、CMと表現の幅を広げてきたことがわかります。『おくりびと』は米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品で、余貴美子さんもその出演者の一人です。
60代〜70代|『家政夫のミタゾノ』と近年の活躍
引用元:スポニチ
2016年から放送された『家政夫のミタゾノ』では、家政婦紹介所の所長・結頼子役としておなじみになりました。2025年の第7シリーズにも出演しており、60代から70歳を迎える時期にも作品を支える存在です。
『家政夫のミタゾノ』は松岡昌宏さん演じる三田園薫が家庭の問題に迫るドラマシリーズ。余貴美子さんは、三田園らを送り出す紹介所所長として、コメディーと人間ドラマの両面を支えています。
結頼子は大胆な言動や個性的な衣装が印象的な人物。演じる役によって雰囲気を大きく変える、余貴美子さんらしさがよく表れています。
作品について「いつもすごい時事ネタや家事ネタがちりばめられていて、スタッフさんたちには感服しています」と語っていました。
上の画像は、シリーズ初期の2016年に紹介された姿です。続く画像と見比べると、長寿シリーズならではの役柄の変化も感じられます。
引用元:映画ナタリー、映画ナタリー
続く2枚は2023年の『家政夫のミタゾノ』関連画像です。初期から長く演じている役柄だけに、衣装や表情も見どころです。
同作の公式情報や取材では、余貴美子さんが家事ネタと時事性のある脚本について言及しています。コメディー作品における存在感も、近年のキャリアを語るうえで欠かせません。
余貴美子さんが所属する”アルファエージェンシー”には他に誰が所属してる?

余貴美子の旦那・家族・国籍は?范文雀との関係も解説
旦那は山下恒彦|2006年に結婚
引用元:Xデジタル版シグネチャーでは、多くの人に愛され続けてきたイタリアの高級家具「カッシーナ」を特集。女優の余 貴美子さんと美術大学教授の山下 恒彦さんが情感と居心地のデザインについて語ります。http://t.co/WhLPnwd5Yw pic.twitter.com/FtqGaiN7gr
— ダイナースクラブ/Diners Club (@dinersjp) July 22, 2015
引用元:多摩美術大学
余貴美子さんは2006年、50歳を迎える年に山下恒彦さんと結婚しました。山下さんはNHKの美術スタッフとして活動していた人物で、後に美術大学の教授としても紹介されています。上に掲載したX投稿は、2015年に夫婦で家具やデザインについて語る企画の案内です。
出会いのきっかけは、2001年放送の朝ドラ『ちゅらさん』の制作現場と伝えられています。約5年の交際を経て結婚したという経緯が知られていますが、仕事で出会ったということ以上の私生活の詳細は、確認できる範囲にとどめます。
2026年5月31日の文春オンラインの記事でも、余貴美子さんが結婚後の暮らしについて語った過去の発言が紹介されています。長く俳優の仕事を続ける一方、夫婦の時間も大切にしてきた様子がうかがえます。参考:文春オンライン
生まれは神奈川県横浜市です。父は台湾出身、母は日本人で、2012年のNHK『ファミリーヒストリー』では父方の家系が中国・広東省から台湾へ渡った客家(はっか)の人々であることが紹介されました。国籍は、日本への帰化をせず中華民国籍を保持していると、本人の発言をもとにした取材資料で説明されています。参考:nippon.com
なお、国籍と結婚の理由を単純に結びつけることはできません。余貴美子さんが自身の家族や祖先への思いを大切にしていることは取材で語られていますが、婚姻手続き上の事情が結婚の決定打だったとまでは断定しないのが適切です。
范文雀は余貴美子の従姉|父方の親族
「余貴美子 范文雀」「余貴美子 范文雀 関係」という検索もあります。范文雀(はん・ぶんじゃく)さんは余貴美子さんの従姉にあたります。范さんはドラマ『サインはV』などで知られた俳優で、2002年に亡くなっています。親族関係は映画人名事典や取材記事でも紹介されています。参考:KINENOTE
子供や娘について公表されている情報は?
余貴美子さんの子供や娘については、今回確認した所属事務所の公式プロフィールおよび主要な取材資料では、具体的な公表情報を確認できませんでした。「子供がいない」と言い切ることも、「娘がいる」と決めつけることも避け、公開情報の範囲にとどめます。
余貴美子は現在何をしている?2026年の出演作品
2026年10月現在も俳優として活動しています。フジテレビの2026年10月期ドラマ『ポリティカルパン』への出演が公式発表されているほか、同年公開の映画『箱の中の羊』『シンシン アンド ザ マウス』『見えない娘 THE INVISIBLES』にも出演。映画『男ともだち』は11月公開予定、『妖怪、化物をひろう』も年末公開予定として案内されています。参考:フジテレビ(2026年9月26日)/所属事務所
近年のテレビ出演には2025年の『家政夫のミタゾノ』第7シリーズ、2026年の『夫に間違いありません』などがあります。以下では、元の記事で紹介していた2023〜2024年の出演写真も残しながら、当時の役柄を振り返ります。
やさしい猫(2023年6月24日 - 7月29日) - 奥山マツコ 役
引用元:NHKオンデマンド
トリリオンゲーム 第2話 - 第4話・最終話(2023年7月21日 - 8月4日・9月15日) - 蜜園雫 役
引用元:ザテレビジョン
君が心をくれたから(2024年1月8日 - ) - 逢原雪乃 役
引用元:めざましメディア
Re:リベンジ-欲望の果てに-(2024年4月11日 - ) - 天堂市子 役
引用元:フジテレビ
パーセント(2024年5月11日 - ) - 宇佐美のどか 役
引用元:ナタリー
2023年の『やさしい猫』『トリリオンゲーム』、2024年の『君が心をくれたから』『Re:リベンジ 欲望の果てに』『パーセント』と、異なるジャンルで重要な役を担っています。近年の出演歴を見ても、特定のイメージに固定されない演技の幅がうかがえます。
NHKドラマ『パーセント』は、障害のある俳優との作品づくりを通して、多様性や表現を考える物語です。余貴美子さんは脚本家・宇佐美のどか役を演じています。作品で描かれるテーマと、俳優本人の意見は区別して受け止めたいところです。
所属事務所と主な受賞歴
- オフィシャルサイト URL:https://alpha-agency.com/artist/yo/

- 第22回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞 - 『学校III』
- 第41回ブルーリボン賞 助演女優賞 - 『学校III』『あ、春』
- 第53回毎日映画コンクール 女優助演賞 - 『学校III』『あ、春』
- 第36回ギャラクシー賞 テレビ部門 個人賞 - 『冬の駅』、『兄弟』『はぐれ刑事純情派』
- 第25回ヨコハマ映画祭 助演女優賞 - 『ホテル・ハイビスカス』『さよなら、クロ』『偶然にも最悪な少年』
- 第18回高崎映画祭 最優秀助演女優賞 - 『ホテル・ハイビスカス』
- 第32回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞 - 『おくりびと』
- 第63回毎日映画コンクール 田中絹代賞
- 第30回ヨコハマ映画祭 助演女優賞 - 『おくりびと』『まぼろしの邪馬台国』『丘を越えて』
- 第33回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞 - 『ディア・ドクター』
- 第22回日刊スポーツ映画大賞 助演女優賞 - 『ディア・ドクター』
- 全国映連賞 女優賞
- 第36回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞 - 『あなたへ』
- 第37回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞 - 『武士の献立』
- 紫綬褒章
まとめ|余貴美子の若い頃から現在まで
余貴美子さんは、自由劇場や東京壱組での舞台経験を土台に、映画・テレビで幅広い役を演じてきました。若い頃の『あぶない刑事』『ヌードの夜』から『ちゅらさん』『おくりびと』、そして現在の出演作まで、時代によって異なる魅力が見られます。
2006年には山下恒彦さんと結婚。台湾にルーツを持つ家系で、俳優・范文雀さんは従姉です。2026年には70歳を迎え、出演活動を続けています。今後の作品情報は所属事務所の公式プロフィールでも確認できます。
















