【画像】西郷輝彦は若い頃イケメン！死因は何？子供は現在何してる？

歌手や俳優として活躍してこられた西郷輝彦さん。

17歳の頃に「君だけを」という曲でデビューし、橋幸夫さん・舟木一夫さんと共に、昭和歌謡の「（元祖）御三家」として人気を博しました。その後も「星のフラメンコ」「真夏のあらし」などのヒット曲を生み出し、70年代からは俳優として時代劇にも現代劇にも出演されました。

ご家族やファンに惜しまれながら2022年に75歳で亡くなりましたが、彼の歌や演技は今も多くの視聴者の心に残っているのではないでしょうか。

今回は西郷輝彦さんの若い頃を振り返り、その後の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします！

【画像】西郷輝彦は若い頃イケメン！

幼少期・10代（1947年～1967年）

引用元：日刊スポーツ

西郷輝彦さんは、1947年の鹿児島県鹿児島郡谷山町（現・鹿児島市）で生まれました。お母さんのご実家が日向国飫肥藩の家老職の家柄で幼少の頃から芸事に傾倒し、小学生時代は剣舞や絵画を習ったり、近所の子供を集めて自作の紙芝居を披露したり、公園でチャンバラごっこに明け暮れたりする少年だったそうです。

野球・テニス・バレーなどあらゆるスポーツをこなし、さらに高身長だったことから、スポーツクラブから試合の助っ人を頼まれることもあったのだとか。

また、ジャズが好きなお兄さんの影響で音楽にも熱中して「将来は歌手になりたい」という夢を抱く一方、日活映画に憧れて映画俳優の夢も持っていました。ですが、映画会社5社のニューフェイスに応募した結果は落選でした。

上の画像は、1964年（当時17歳）の西郷輝彦さんの写真です。

引用元：YouTube

西郷輝彦さんは鹿児島商業高校を中退し、ヒッチハイクで鹿児島から大阪まで行きました。アルバイトサロンでボーイをしながら、かねてから下見をしていた有名なジャズ喫茶のオーディションを受けるも落選してしまったそうです。

途方に暮れていたところ、審査員の口利きで「ゲーリー石黒とサンズ・オブ・ウエスト」のバンドボーイとなりました。その後、京都や名古屋などを回りながらバンドボーイ活動をしていたところを、龍美プロに誘われて入社しています。

そして1964年2月（当時17歳）、クラウンレコードより「君だけを」でデビューしました。この曲はデビュー曲にして60万枚を売り上げる大ヒットとなりました。上の画像は、そのジャケット写真です。10代の初々しい可愛らしさがありますね！

「17才のこの胸に」もヒットし、両曲でその年の第6回日本レコード大賞新人賞を獲得しました。

引用元：YouTube

西郷輝彦さんは我修院建吾というペンネームで雑誌「明星」に連載小説を書き、映画にもなった自作曲「傷だらけの天使」もヒットしました。銀川晶子や五代けんも、西郷輝彦さんご自身の作詞作曲時のペンネームです。また、デビュー当時のキャッチフレーズは「太陽の王子」でした。

1965年5月（当時18歳）には、鹿児島県体育館で「西郷輝彦チャリティーショー」を行われ、1万2千人が会場に詰めかけたそうです。

1966年（当時19歳）に発売した「星のフラメンコ」は30万枚を売り上げる大ヒットとなり、数名の歌手によるカバーのほか、タモリさんやCMなどにパロディ化もされています。本人出演のテレビCMでのセルフパロディもあったのだとか。

上の画像は、「星のフラメンコ」のジャケット写真です。

20代（1967年～1977年）

引用元：タワーレコード

1970年（当時23歳）には、「真夏のあらし」をリリースしました。この曲で第21回NHK紅白歌合戦に出場し、第12回日本レコード大賞作曲賞を受賞しています。

他にも「情熱」「略奪」「愛したいなら今」とロックポップス色を前面に出した曲が立て続けにヒットし、1971年（当時24歳）には、日生劇場でのロングラン公演を果たし大成功を収めました。

1973年（当時26歳）には劇作家・花登　筺（はなと　こばこ）さんの誘いを受け、山善創業者・山本猛夫さんの半生を描いたテレビドラマ「どてらい男（ヤツ）」に山本さんをモデルとした「山下猛造」役で主演し、俳優活動を本格化しました。

同番組は高視聴率を獲得して1977年（当時30歳）までのロングランヒットとなり、これ以降歌手活動を一時縮小したのだとか。

引用元：スポニチ

1972年（当時25歳）には、歌手・女優の辺見マリさん（当時22歳）と結婚しました。歌番組での共演をきっかけに交際に発展したそうです。上の画像は、同年に婚約発表をした時の写真です。まさに美男美女のカップルですね！

お2人の結婚は、所属するレコード会社や事務所社長にも知らせることなく、極秘で挙式したため当時は大騒ぎになったのだとか。

結婚にあたって辺見マリさんは芸能界を引退しました。その後2児をもうけましたが、9年後の1981年に離婚し、辺見マリさんは芸能界に復帰しています。

離婚の原因については、「歌手・時代劇・現代劇と多忙を極めた活躍により、自宅に帰るのは週に一度という生活だった」と振り返っています。

引用元：TBSチャンネル

1975年（当時28歳）からは時代劇にも進出しています。国民的時代劇である「水戸黄門」の第6部第1話にゲスト出演したことがきっかけで、同枠の時代劇「江戸を斬る」の主演・遠山金四郎役に抜擢されました。

こちらの時代劇は、江戸を騒がす事件が起きると主人公の遠山金四郎が仲間達と協力して潜入捜査にあたり、捕まえた悪党などを白州（当時の法廷）で裁いていくというストーリーです。

同時代劇で京都映画祭新人賞を受賞しています。また第4シリーズの初回において最高視聴率36.7％を獲得するなどの人気シリーズとなり、俳優としての地位を確立しました。

またあらゆる面でその後の人生に大きな影響を与えた森繁久弥さんに師事し、舞台「暖簾」「孤愁の岸」「屋根の上のヴァイオリン弾き」などに出演する、森繁ファミリーの一員でもありました。

30代（1977年～1987年）

引用元：日刊スポーツ

上の画像は、橋幸夫さんと舟木一夫さんと肩を組んで笑顔を見せる西郷輝彦さんです。1980年の写真なので、西郷輝彦さんは当時33歳です。この3人は「御三家」と呼ばれ、1960年代に圧倒的な人気を博していました。

「御三家」というのは当時の雑誌が付けたキャッチフレーズですが、そういったグループ名で活動していたというわけではありません。3人は所属事務所も別々でした。

西郷輝彦さんが1964年に「君だけを」でデビューしたことは先述の通りですが、橋幸夫さんは1960年に「潮来笠」で、舟木一夫さんは1963年に「高校三年生」で、それぞれ日本レコード大賞新人賞を獲得しています。

それぞれのファンが競い合うように応援することで人気が不動のものとなり、1970年代にはその名前にあやかって、郷ひろみさん・西城秀樹さん・野口五郎さんの「新御三家」が誕生しました。

引用元：ホームドラマチャンネル

1983年（当時36歳）には、西郷輝彦さんがかねてから「演じてみたい」と切望していた田中角栄さん役を、映画「小説吉田学校」で演じました。

こちらの映画は、連合国軍占領下での吉田内閣から鈴木善幸内閣までの保守政党や保守本流などを中心に、政界の権力闘争史を描いた同名の長編小説を原作としています。占領下を描いた前半はモノクロ、独立を達成した後半はカラーになっており、主演の吉田茂さん役は森繁久弥さんが演じました。

上の画像は、「必殺まっしぐら！」に出演されていた頃の西郷輝彦さんです。1986年の作品なので、当時39歳です。こちらの時代劇は必殺シリーズの第26作で、必殺仕事人シリーズで人気を得た飾り職人の秀が中村主水のグループから独立し、一本立ちしての活躍を描く短期シリーズです。

前年に世間の人気を集めたファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」をモチーフにしていて、秀がゲームの主人公であるマリオ、恋人の若紫がヒロインのピーチ姫として、敵の大魔王クッパ的存在の元締め（向島仁十郎）に立ち向かうというのが作品全体の骨子となっています。

40代以上（1987年～）

引用元：スポニチ

西郷輝彦さんはデビュー以来ほぼ毎年シングルをリリースしてきましたが、それは1985年（当時38歳）で一度途切れ、その次のシングルは1991年（当時44歳）でした。その後は1993年（当時46歳）に「別れの条件」をリリースして歌手活動を再度本格化させ、その翌年にはデビュー30周年を迎えました。

私生活では1990年（当時43歳）に再婚し、3児をもうけています。お相手は、西郷輝彦さんご自身の事務所に勤務する19歳年下の女性なのだとか。

上の画像は、2000年（当時53歳）に「御三家」の3人でメモリアルコンサートを行った時の西郷輝彦さんです。2000年10月から2001年12月（当時54歳）まで、全国100ヶ所以上においてコンサートを行って好評を博しました。

引用元：スポニチ

2003年（当時56歳）に、芸能生活40周年を記念したコンサートツアー「西郷輝彦　VICTORY」全国40公演を行いました。2009年（当時62歳）にデビュー45周年を迎え、日比谷公会堂で昼夜2回の記念コンサートを開催しました。

2012年（当時65歳）には、舞台「女たちの忠臣蔵」に出演されています。赤穂浪士ではなく、その妻や恋人や姉妹の視点から討ち入りを描いたもので、過去に複数回ドラマ化・舞台化されている作品です。

橋田壽賀子さんと石井ふく子さんのタッグに、高島礼子さん・高橋惠子さん・一路真輝さんなどの豪華キャストが出演していました。西郷輝彦さんは大石内蔵助を演じ、初日を終えた感想としてこのようにコメントされました。

「初日っていいですよね。独特の緊張感があります。
お芝居は来月の大阪公演まで続きますので、頑張りたいと思います。
でもとりあえずほっとしました。
高島さんは出る前ものすごく緊張しているようで、大丈夫かなぁとも思いましたが、出るとドーンとしていて、やっぱりすごいですよ。」
引用元：明治座

【画像】西郷輝彦の死因は何？子供は現在何してる？

西郷輝彦の死因は何？

引用元：デイリー

引用元：デイリー

西郷輝彦さんは、2022年2月20日に東京都内の病院で亡くなりました。75歳でした。

死因は前立腺がんです。2011年（当時64歳）にも前立腺がんが判明して全摘手術を行いましたが、2017年（当時70歳）に再発しました。2021年4月（当時74歳）にステージ4の去勢抵抗性前立腺がんと公表し、がんが骨にも転移していたことも明らかにしています。

医師からは緩和医療を勧められましたが、国内未承認の最先端治療を受けるためオーストラリア・シドニーに渡りました。

渡航に前後して公式YouTubeチャンネルを開設し、同年8月には現地から「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」に出演して病状を伝えるなど、本格的な活動復帰を目指していましたが、思うように回復しなかったようです。

24日に行われた告別式には親族が参列し、故人と親族の意向でファン向けのお別れの時間も作られました。出棺時には「輝ちゃん今までありがとう！」と感謝の声が飛び交ったとのことです。

西郷輝彦の子供は現在何してる？

引用元：オリコンニュース

引用元：映画ナタリー

西郷輝彦さんは、2回の結婚で合計5人のお子さんに恵まれました。

1回目の辺見マリさんとの結婚では長男の辺見鑑孝（へんみのりたか）さんと長女の辺見えみりさんが生まれ、2回目の一般女性との結婚では今川宇宙さんを含む3人の女の子が生まれています。

辺見鑑孝さんは1973年生まれで、キーボーディスト・音楽プロデューサー・作曲家・編曲家など、音楽方面で活躍されています。2004年に発売された西郷輝彦さんのマキシシングル「sora　－空－」では、親子ユニットを結成しました。2007年に株式会社エメダーナを設立（のちに株式会社辺見プロモーションに社名変更）し、代表を務め実業家としても活動しています。

辺見えみりさんは1976年生まれで、タレントや女優として、一時は歌手としても活動し、2013年には西郷輝彦さんにとって初孫となる女の子を出産しました。

一般女性との間の3女である今川宇宙さんは1996年生まれで、女優・声優・タレント・イラストレーターと幅広く活躍しています。

西郷輝彦のプロフィール・SNS

引用元：スポーツ報知

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