【画像】古舘伊知郎は若い頃あがり症？息子・娘は何してる？妻との離婚危機は？

フリーアナウンサー・司会者・YouTuber・立教大学客員教授として活躍を続けている古舘伊知郎さん。

独特な表現力を発揮した「過激実況」で知られる元テレビ朝日アナウンサーで、2004年からの12年間は「ニュースステーション」の後継番組である「報道ステーション」の初代メインキャスターを務めました。

古舘伊知郎さんが休憩なしで2時間話し続けるトークイベント「トーキングブルース」も大人気です。

今回は古舘伊知郎さんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします！

【画像】古舘伊知郎は若い頃あがり症？

幼少期・10代（1954年～1974年）

引用元：テレ朝POST

古舘伊知郎さんは、1954年に東京都北区で一般人のご夫婦の間に生まれました。お父さんは浜野繊維工業の後の社長となった古舘順太郎さんで、他のご家族はお母さんとお姉さんがいらっしゃいます。

古舘伊知郎さんは頭の回転の速さが伝わってくるような流暢なトークで有名で、「幼少期から現在に至るまでずっとああなのではないか」と想像する方も少なくないかと思われますが、意外なことに子供の頃の古舘伊知郎さんは無口で引っ込み思案だったそうです。

ご家族が全員話好きで「伊知郎だけ大人しい」と言われるのがコンプレックスでしたが、ラジオの深夜放送で軽妙なトークを披露するパーソナリティーに憧れて血が騒ぎ始めたと語っています。

上の画像は、子供時代の古舘伊知郎さんです。「無口だった」と言われると納得できる、あまり元気の無さそうな感じが現在と全く異なりますね。

引用元：NEWS PICKS

古舘伊知郎さんはいつもお姉さんの後をついて回る内気な少年でしたが、転機は高校時代に訪れます。立教出身のみのもんたさんに憧れていて、同じ道を歩みたい気持ちで高校から立教に進みました。この頃の男子はプロレスに夢中で、当時の立教高校でも昼休みにチャペルの中庭でプロレス大会が開かれていて、古舘伊知郎さんは実況を担当しました。

そこであることないこと喋っていたら他学年の生徒まで大勢集まり、「お前すごいな、アナウンサーになれよ」と言われたことが「アナウンサー・古舘伊知郎」の始まりだったのだとか。

「あることないこと」というのは、「ステンドグラスが揺れている！」や「このチャペルの鐘の音を血みどろに染め抜いて！」などだそうですが、その場が盛り上がりそうないい実況ですよね。

上の画像は、高校時代の古舘伊知郎さんです。この頃にはもう自分の得意分野を見つけていたんですね。

20代（1974年～1984年）

引用元：立教大学

その後は立教大学経済学部経済学科を卒業し、1977年（当時22歳）にテレビ朝日にアナウンサーとして入社しました。

当時のテレビ朝日はモスクワオリンピックの独占放映権を得ており、その関係でアナウンサーを大量に採用したため、この年は異例とも言える男女10人近い採用となったそうです。

同年7月には新日本プロレスの実況中継番組「ワールドプロレスリング」担当に配属され、越谷市体育館での長州力さんVSエル・ゴリアスさん戦で実況デビューを果たします。

1980年からは「ワールドプロレスリング」で山本小鉄さんとコンビを組みました。「おーっと！」「掟破りの逆サソリ」「名勝負数え唄」「人間山脈」などの独特な表現は「過激実況」と呼ばれ、アントニオ猪木さんの全盛期や新日本プロレスの黄金期を支えました。

引用元：日刊スポーツ

テレビ朝日入社後はプロレスの実況で「古舘節」を炸裂させ、一躍人気アナウンサーになりました。

また、週刊少年マガジンで連載されていた小林よしのりさんの漫画「異能戦士」では「古館　一郎（ふるたち　いちろう）」というキャラクターで頻繁に登場し、プロレスファン以外にも広く知られる存在になりました。

テレビ朝日の入社試験でも「様々なスポーツの中から一つ選んで皆の前で実況中継する」というものがあり、その時も迷うことなくプロレスを選んだそうです。他のスポーツは嫌いということではなく、「自分はプロレスの実況に向いている」と本能的に思っていたのだとか。その理由についてはこのように語っています。

「『一人ねぶた祭』って言ってたんだけど、自分でしゃべって自分が元気になって、
だから、なんか、プロレスの方が言葉の場外乱闘ができる、エプロンサイドがある、
いろんなむちゃくちゃしゃべりをしてもクラシカルな中にポップなものを入れたりもできる」
引用元：日刊スポーツ

引用元：立教大学

1984年6月（当時29歳）にテレビ朝日を退社し、7人の仲間と企画集団「古舘プロジェクト」を設立してフリーアナウンサーに転身しました。

退社からしばらく経った頃、局アナ時代にお世話になった先輩から「お前は絶対に3ヶ月で潰れる」という言葉を浴びせられましたが、その悔しさをバネにして必死に仕事を掴んだため「厳しい言葉だったが自分にとっては糧となった」と語っています。

1984年9月には、オレたちひょうきん族の「ひょうきんプロレス」のコーナーに、覆面アナウンサー「宮田テル・アビブ」（宮田輝さんのもじり）として出演しました。

「奮い立ち伊知郎」と名乗り、覆面を被って出演したこともあります。しかしNGを出してひょうきん懺悔室に送り込まれ、水を被り、正体を明かしました。

30代（1984年～1994年）

今日はホンダ本社で発表会がありました！そしてテレビでも特集がありました！報道ステーションの古舘伊知郎さんはホンダ復帰が嬉しいと申していたので、まだF1実況をやれるのではないかと私は思います。
また戻ってきて欲しい！ pic.twitter.com/gTDt8kOVBG

— F1 2019 (@fomula1com) February 10, 2015

引用元：X

局アナ時代から10年担当したワールドプロレスリングの実況は1987年3月（当時32歳）に勇退し、その後は1989年（当時35歳）からフジテレビのF1放送や特別競輪（現・GI）決勝戦の実況中継などで人気を博しました。テレビ番組の司会者としても「夜のヒットスタジオDELUXE」を皮切りに、各局でレギュラーを持っていました。

また「トーキングブルース」を始めたのもこの年代で、1988年（当時34歳）の時のことです。こちらは「トークでブルースを奏でる」をコンセプトに、古舘伊知郎さんがマイク1本で2時間以上話し続けるトークライブです。

現代社会が抱える問題や、そこに生きる人々の想いを浮き彫りにした内容となっており、毎回チケットが即完売するくらい現在も大人気のイベントです。

引用元：NHKアーカイブス

1987年6月（当時32歳）には、新高輪プリンスホテル（現・グランドプリンスホテル新高輪）で行われた、郷ひろみさんと二谷友里恵さんの結婚披露宴の司会を務めました。

ウェディングケーキは二谷さんが作ったもので、入刀の際に古舘伊知郎さんが「新婦の手作りのウェディングケーキ。高さを競うより心を競いたい」と言って拍手喝采となったそうです。

こちらの披露宴は「おめでとう郷ひろみ・二谷友里恵結婚披露宴」と題して大々的に中継し、視聴率は史上最高の47.6%、瞬間最大視聴率58.5%を記録しました。

上の画像は、1985年の成人式に放送された番組で、当時30歳の古舘伊知郎さんが新成人に向けて語りかけた映像の一部です。

引用元：スポニチ

30代の古舘伊知郎さんはNHKと民放キー局5社で全てレギュラー番組を持ち、1988年（当時34歳）には映画「スウィートホーム」、1991年（当時37歳）にはNHK連続テレビ小説「君の名は」に出演するなど、俳優業にも挑戦しました。

1989年にアントニオ猪木さんがスポーツ平和党から参議院選挙に立候補した時には、「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」というキャッチコピーで応援したのだとか。

1994年11月（当時39歳）には、「NHK紅白歌合戦」の白組司会を担当することに決まりました。民放出身のアナウンサーが紅白の司会に選ばれるのは史上初でした。

上の画像は、上沼恵美子さんと一緒に紅白の司会を務めることになって会見をした時の写真です。

40代以上（1994年～）

引用元：PR TIMES

俳優業や紅白の司会など幅広く活躍されていましたが、元々の得意分野であるスポーツ実況も続けていました。

世界水泳では2001年（当時47歳）の日本・福岡大会と2003年（当時49歳）のスペイン・バルセロナ大会を2大会連続で実況し、世界陸上では1999年（当時45歳）のセビリア大会から2001年エドモントン大会にかけて女子マラソンの実況を担当しました。

古舘伊知郎さんといえば、世代を問わず知られているのが「報道ステーション」での活躍ではないでしょうか。この番組の初代メインキャスターに就任されたのは2004年4月（当時49歳）でした。

就任後は他局のレギュラー番組やCM出演を相次いで降板し、2016年（当時61歳）の出演契約満了までこちらの番組に専念されていました。

引用元：YouTube

その後は2016年6月（当時61歳）に、初めてのシークレットライブ「微妙な果実～トーキングフルーツ」を開催しました。チケット先行抽選では300席に30倍の応募があったそうで、古舘伊知郎さんの生のトークを世間が待ち望んでいたことが伝わってきますね。

会場は「恵比寿act＊square」でした。円形のライブ会場で、古舘伊知郎さんの2メートル先にいる観客達に休憩なしで2時間のマシンガントークを披露したそうです。

同年11月からはフジテレビの「フルタチさん」「トーキングフルーツ」を担当することが決定しました。2018年10月（当時63歳）には、テレビドラマ「下町ロケット」にレギュラー出演し、実に27年ぶりの俳優業挑戦となりました。

2020年（当時66歳）からはYouTubeでの活動を開始しています。2022年1月にチャンネル登録者数10万人を突破して銀の盾を贈呈されました。

【画像】古舘伊知郎の息子・娘は何してる？妻との離婚危機があった？

古舘伊知郎の息子・娘は何してる？

引用元：シネマトゥデイ

引用元：MANTAN WEB

古舘伊知郎さんは1987年7月（当時32歳）に元客室乗務員と結婚し、長女・次女・長男の順に3人のお子さんが生まれました。

古舘伊知郎さんのお子さんの中で芸能人になったのは、末っ子で長男の古舘佑太郎さんのみです。娘さん達は成城学園で学んで一般企業に就職し、現在はどちらも既婚者で、結婚式の司会を古舘伊知郎さんが務めたのだとか。

古舘佑太郎さんは幼稚舎から慶応義塾に通い、慶応義塾高等学校在学中に同級生達とバンドを組み、The SALOVERS（ザ・サラバーズ）を結成してボーカリストとして活動しました。

The SALOVERSはその後無期限活動休止になりますが、2014年（当時23歳）からは俳優としての活動を開始しました。デビュー作は2014年の映画「日々ロック」ですが、活動を本格化させたのは翌年からです。

2017年（当時26歳）放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」では、和菓子店「柏木堂」の長男・ヤスハル役で出演し、2019年（当時28歳）には主演作として映画「いちごの唄」が公開されました。

古舘伊知郎の妻との離婚危機は？

引用元：デイリー

引用元：サンスポ

古舘伊知郎さんは1987年に結婚して2025年現在も結婚生活を継続していますが、1度だけ奥さんから離婚届を突きつけられたことがあるそうです。それは2015年（当時61歳）頃のことで、原因は古舘伊知郎さんの当時の仕事「報道ステーションのメインキャスター」でした。

翌年3月に降板になり、その理由については会見で「12年をひと区切りにして」「卒業というより、辞めたいなと思って辞めさせていただくというのが正直なところ」と話しましたが、肝心の辞めたいと思った理由は語られなかったため様々な憶測が飛び交いました。

ですが、あるテレビ関係者は「報道ステーションの降板は奥さんの希望だった」と明かしています。

古舘伊知郎さんはキャスターを続けたかったようで、「降板して」と迫る奥さんに反対しましたが、堪忍袋の緒が切れた奥さんからサインと捺印を済ませた離婚届を渡されたのだとか。

「報道ステーション」は当時の古舘伊知郎さんのメインの仕事でしたが、家庭よりも大事な仕事は無いということなのか、そこまでされたらさすがに折れて降板を約束したそうです。

古舘伊知郎のプロフィール・SNS

引用元：Numero TOKYO

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